条例違反容疑の教諭 懲戒免

条例違反容疑の教諭 懲戒免
2013年9月13日 読売新聞

 県教委は12日、県迷惑防止条例違反(卑わいな行為)容疑で逮捕された男性教諭を懲戒免職とするなど、教諭2人を同日付で処分したと発表した。

 免職となったのは、駒ヶ根市立赤穂小学校の小山真幸教諭(29)。7月24日午前、同市のコンビニ店で高校2年の女子生徒2人のスカートの下に、USBメモリー型の小型カメラをつけた傘の先端を差し入れたとして、同条例違反容疑で逮捕、送検された。

 小山教諭は県教委の聞き取り調査に対し、「今までに30回以上盗撮した」「盗撮サイトを見て刺激され、ペン型カメラなどの盗撮用の機器を購入した」などと話したという。県教委は「児童や保護者に計り知れない動揺を与え、教育現場への信頼を著しく失墜させた」と理由を述べた。

 県教委はこのほか、薬事法違反で起訴された松川町立松川北小学校教諭の近藤仁生(きみお)被告(43)を分限休職処分とした。県教委は「起訴されたたため、地方公務員法に基づき、判断した」と説明。新たな処分を下すかどうかは、近藤被告への聞き取り調査を行って判断するという。

 近藤被告について、飯田簡裁は11日、保釈を認める決定をした。弁護人が保釈を請求し、保釈保証金180万円が納付された同日、長野地検飯田支部が保釈した。

 近藤被告は、インターネットを通じ、亜硝酸イソブチルが含まれた液体(通称「ラッシュ」)の小瓶5本を米国から輸入したとして同法違反で起訴された。麻薬成分を含む乾燥植物片2・99グラムを同国から輸入したとする麻薬取締法違反容疑でも逮捕、送検されたが、近藤被告は否認。同地検飯田支部は不起訴とした。

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