<いじめ?>中1男子、自宅で転落し骨折 山口・宇部
毎日新聞 2013年10月4日(金)22時24分配信
山口県宇部市の市立中学1年生の男子生徒が9月下旬、自宅アパートから転落して骨折し、入院していることが4日、分かった。市教委はこの生徒がいじめを受け、飛び降りた可能性もあるとみている。
県警宇部署などによると、9月24日午後8時半ごろ「アパートの通路に少年が倒れている」と110番があった。現場には、アパートの4階に住む男子生徒が倒れていた。命に別条はなかったが、腕やあごなどの骨を折る重傷だった。
市教委によると、男子生徒の転落を受けて、中学校内でいじめの有無を問うアンケートや聞き取りを実施。その結果、複数の同級生から肩を殴られたり、からかわれたりしていたとの回答があった。教師も男子生徒へのこうした行為を見聞きする度、加害生徒にやめるよう指導していたという。
市教委は今回の転落はいじめを苦にした飛び降りの可能性があるとみて面談などで加害生徒を指導している。
市教委学校教育課の安田一富課長は「このようなことになり申し訳ない。指導体制や情報共有などを市内の学校全体で見直していきたい」と話している。【柴山雄太、杉山雄飛】