<京大汚職>元教授の被告に懲役3年求刑 弁護側は無罪主張
毎日新聞 2013年11月15日(金)21時10分配信
京都大学大学院薬学研究科発注の物品調達を巡る汚職事件で、収賄罪に問われた元教授の辻本豪三被告(60)に対し、検察側は15日、東京地裁(吉村典晃裁判長)の公判で懲役3年、追徴金約940万円を求刑した。弁護側は改めて無罪を主張して結審した。判決は来年2月17日。
検察側は、贈賄罪に問われた医療機器販売会社「メド城取」(解散)の元社長、木口啓司被告(63)には懲役2年を求刑。両被告について「顕著な癒着関係があった」と批判した。一方、木口被告側も改めて無罪を訴えた。
起訴状によると、辻本被告は2007〜11年、物品納入で便宜を図る見返りに、メド社から計943万円相当の賄賂を受け取ったとされる。【山本将克】
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