諏訪養護学校教諭を逮捕 都内で16歳買春疑い

諏訪養護学校教諭を逮捕 都内で16歳買春疑い
信濃毎日新聞 2013年11月15日(金)

 神奈川県警山手署は14日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、諏訪郡富士見町の特別支援学校・県諏訪養護学校の教諭武居信男容疑者(50)=諏訪市大手=を逮捕した。長野県教委によると、本年度中に逮捕された教員は6人目で、昨年度の5人(逮捕前に退職した1人を含む)を上回った。

 逮捕容疑は昨年11月24日、東京都国分寺市のホテルで、当時16歳だった都内の女子高生に現金3万円を渡す約束をして、みだらな行為をした疑い。2人はインターネットの出会い系サイトで知り合ったという。山手署によると「間違いありません」と容疑を認めている。

 長野県教委は逮捕を受け、県庁で記者会見した。懲戒処分の対象となる教職員の非違行為のうち、重大なものは処分前でも公表すると定めたガイドラインに基づく「処分前公表」で、県教委特別支援教育課の成沢弘治課長は「あってはならないことを起こしてしまい、生徒、保護者、県民の皆さんに深くおわびを申し上げる」と謝罪した。

 県教委によると、武居容疑者は同校中学部の担任で技術家庭科を担当。今年9月下旬、武居容疑者から「神奈川県警から事情を聴かれている」と校長に相談があり、校長は県教委に報告。同月末から休暇を取っているという。

 松崎泉校長(59)は取材に「子どもたちや保護者に申し訳ない気持ちでいっぱい。信頼回復に全力で取り組みたい」と話した。

 伊藤学司教育長は取材に「教員の不祥事がどれだけ子どもたちを悲しませ、教育に対する悪い影響を与えるかということをいま一度、全教員に認識してもらわなければいけない」と述べた。

 県教委の「懲戒処分等の指針」は、18歳未満かどうかの認識にかかわらず、18歳未満を買春した場合、免職または停職処分にできるとしている。

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