自分で作ったペンシル型拳銃を所持していたとして、兵庫県警薬物銃器対策課と生田署などは15日、銃刀法違反(所持)の疑いで、神戸市中央区の氷販売会社役員の男(54)を逮捕した。同課によると、男は容疑を認め、「自作した。捨てておけばよかった」と話しているという。 逮捕容疑は昨年9月12日朝、神戸市中央区のビル内で、ペンシル型拳銃(長さ18・6センチ、直径7ミリ)1丁を所持した疑い。 同課は同日、ビルにある男の自宅兼作業場などを捜索し、ペンシル型拳銃を発見。ほかにもエアガンや自作したとみられる空気銃の構造をした「対戦車砲」(砲身1・34メートル、口径40ミリ)など計90丁なども押収し、県警科学捜査研究所で鑑定した結果、対戦車砲を含む17丁が銃刀法に違反する銃器だった。 同課などによると、男は動画投稿サイト「ユーチューブ」に、対戦車砲を発射する様子を撮影した動画を公開していた。同課は武器等製造法違反も視野に捜査する。