福岡県北九州市で中学生の男女2人が殺傷された事件で、女子生徒に対する殺人の疑いで再逮捕された男が、事件への関与を否認しない趣旨の話をしていることが分かりました。 北九州市小倉南区のファストフード店で12月、中学3年の男女2人が刃物で刺され、女子生徒(当時15)が死亡、男子生徒(15)も重傷を負いました。 女子生徒に対する殺人容疑で平原政徳容疑者(43)が再逮捕されましたが、福岡県警は調べに対し平原容疑者が「認めない」と容疑を否認していると説明しています。 一方、接見した弁護士によりますと、平原容疑者は事件への関与を否認しない趣旨の話をしているということです。 殺意については否定する趣旨の話をしているということです。 検察は、起訴した場合に裁判員裁判で責任能力が争点の一つになることを見据え、16日午後にも平原容疑者の鑑定留置を始める方針です。