知人のログインパスワードなどを入力してインターネットバンキングに不正にアクセスし、860万円あまりの利益を得た疑いで、会社員の男が逮捕されました。 不正アクセス禁止法違反や電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、福島県いわき市小名浜の会社員・阿部佳弘容疑者(25)です。 阿部容疑者は、2024年6月2日から8月9日までの間、28回にわたって、インターネットバンキングのサーバーコンピュータに、福島県内に住む知人の50代男性のログインパスワードなどを入力して不正にアクセスし、24年4月22日から8月5日までの間、38回にわたって、男性の預金口座から自分の2つの口座に約862万円を送金させたなどの疑いが持たれています。 被害関係者から「他人に口座の金を使われた」という届け出を受けて警察が捜査したところ、容疑者の存在が浮上し、逮捕しました。 阿部容疑者は「男性に無断で自分の口座に預金を送金していたことは間違いない」と容疑を認めていて、警察ではパスワードを入手した経緯や動機を詳しく調べています。