兄は50年近く服役して獄中死…95歳妹は今なお“疑惑の死刑判決”撤回を訴え続け「裁判長は私が死ぬのを待っている」〈名張毒ぶどう事件〉

半世紀以上にわたり、死刑判決の再審請求を棄却され続けている事件がある。1961年の「名張毒ぶどう事件」だ。当該事件は、検察による自白強要や供述の改ざん、証拠の捏造や隠蔽が指摘されているものの進展は見られない。その間、死刑囚とされた奥西勝氏は、獄中で非業の死を遂げた。 事件から60年以上経った今年1月、無実を訴え続ける遺族に迫ったドキュメンタリー映画『いもうとの時間』が公開された。今作を手がけ、長年事件の取材を続けた東海テレビ放送の鎌田麗香監督に話を聞いた。

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