県の観光支援事業で鹿角市の宿泊施設が助成金を不正に受給していたとされる事件で、警察は会社役員ら3人を詐欺の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは東日本観光が経営する宿泊施設「五の宮のゆ」に勤務していた3人です。警察によりますと3人は、「五の宮のゆ」が参入していた県の観光支援事業でおととし1月から4月にかけて、客が宿泊したように装って助成金の給付申請をし現金合わせておよそ170万円をだまし取った疑いが持たれています。この事業は新型コロナの影響で低迷した観光業の支援を目的に行われ、3人はおよそ30回にわたりおよそ1100泊分にあたる架空の申請を行ったとみられています。県はおととし11月、「五の宮のゆ」を経営する東日本観光の不正受給額がおよそ4200万円に上ると発表していて警察に被害届を提出していました。