デンバー、コロラド州、2月6日 (AP) ― 米西部コロラド州のデンバー周辺で2月5日、連邦移民局捜査員がベネズエラ人ギャング団を標的とした一斉検挙作戦を実施した。 米移民・関税執行局のXへの投稿では、デンバー郊外のオーロラで、ベネズエラ人ギャング「トレンデアラグア」の構成員100人以上が逮捕・勾留の対象となったという。 オーロラは昨年の大統領選挙期間中、トランプ氏が同地のギャングの活動を注目しており、この日はデンバーでも一斉検挙が実施された。 ICE職員によると、ICEと他の連邦法執行機関がギャングの構成員を対象に「大規模な取締り活動」を行っているという。 デンバーではこの日ICE職員が朝早くから、アパートを一軒一軒訪問し、住民に身分証の提示を求めた。 デンバー近郊の人口40万人のオーロラは、昨年の大統領選挙中に武装したベネズエラのギャングが、同地のアパートに踏み込む映像がインターネットで拡散したことから、一躍全米の注目を浴びた。ビデオが撮影された約10分後に、アパートの外で男性が1人殺害された。 トランプ候補(当時)の選挙キャンペーンは、この暴力事件を利用し、移民がオーロラを"戦場"に変えたと主張。10月の選挙戦で訪問した際、「オーロラ作戦」と称して、移民ギャングを全国的に標的にする計画を発表した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)