元県立高教諭の酒気帯び運転:有罪判決−−地裁 /山梨
道交法違反(酒気帯び運転)に問われた甲斐市龍地、元県立韮崎高校教諭、浅川和重被告(47)に対し、甲府地裁は27日、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。加藤紀子裁判官は「いかに危険な行為であったかを反省し、更生してほしい」と説諭した。
判決によると、浅川被告は昨年9月20日夜、甲府市内で会合に出席して相当量の酒を飲んだ後、帰宅するために乗用車を運転。対向車線にはみ出したり、ガードレールに衝突しながら運転を続けた。呼気から基準(1リットル当たり0・15ミリグラム)の6倍を超す0・91ミリグラムのアルコールが検出された。
執行猶予の理由について加藤裁判官は、「教員の職を失い社会的制裁を受けている」とした。【藤野基文】
毎日新聞 2009年1月28日 地方版