損賠提訴:中学女性教諭「校長ら4人に嫌がらせ受けた」−−四国中央市 /愛媛

損賠提訴:中学女性教諭「校長ら4人に嫌がらせ受けた」−−四国中央市 /愛媛
毎日新聞 2009年1月14日 地方版

 ◇慰謝料100万円求め
 四国中央市の公立中学校で、校長らの嫌がらせで休職に追い込まれたとして、同校の女性養護教諭(58)が13日、県、同市と、同校の現校長と前校長ら4人に対し慰謝料計100万円を求める訴訟を松山地裁に起こした。

 訴状によると、同校の保健室で昨年1月、生徒の保健室登校について教員間でトラブルがあり、現場にいた養護教諭が当時の校長の対応などについて意見を述べると、職員会議で前校長からうそつき呼ばわりされ、昨年4月以降は保護者会などの場で現校長らからうそつき呼ばわりされたという。保健室のエアコンをつけさせないなどの業務妨害を受けたといい、同年9月13日から11月3日まで休職した。

 昨年11月に同市教委に嫌がらせに対する是正などを求めたが拒否され、同月末ごろから県教委と市教委の職員が保健室に常駐するようになったという。女性教諭は精神的苦痛を感じ、同12月8日から現在まで休職している。

 取材に対し、現校長は「内容を知らないのでコメントできません」と話している。【柳楽未来、蜜石まどか】

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