准教授4人を解雇…セクハラなどで北海道教育大
北海道教育大(札幌市)は20日、自分たちの研究に利用するためゼミの学生に長時間にわたる課題を強制するなどのアカデミックハラスメント(アカハラ)をしたとして、旭川校の35―39歳の男性准教授3人を19日付で諭旨解雇処分にしたと発表した。
また、研究室などで3人の女子学生にキスをしたり体に触れたりするなどのセクハラ(性的嫌がらせ)行為をしたとして、50代男性准教授を19日付で懲戒解雇した。
大学によると、諭旨解雇した3人は2006年ごろから昨年9月まで、アイヌ語研究など自分たちのプロジェクトの手伝いを数十人に強要。活動を抜けようとする学生には「意識が低い」としかったり、単位を取得できないことをほのめかしたりしていた。
数日にわたり徹夜させることもあり、9人が心身の調子を崩し、2人が不登校になったという。
大学側は3人に注意したが、アカハラを否定したため、昨年9月に活動を停止させる措置を取っていた。同大の後藤嘉也理事は、処分した准教授の氏名を公表しない理由について「学生を守るため」と説明している。
ZAKZAK 2009/02/21