国歌斉唱不起立訴訟:「公務員法」に違反 教師ら訴え棄却−−地裁 /広島

国歌斉唱不起立訴訟:「公務員法」に違反 教師ら訴え棄却−−地裁 /広島
2009年2月27日13時3分配信 毎日新聞

 入学式や卒業式で国歌斉唱時の不起立を理由に戒告処分を受けたのは懲戒権の乱用だとして、県立高校や養護学校の教師ら45人が県教委を相手に処分取り消しを求めた訴訟の判決が26日、広島地裁であった。橋本良成裁判長は「国歌斉唱時の起立の職務命令は適法」として原告の訴えを棄却した。
 判決によると、45人は、01年5月〜04年4月に戒告処分を受けた。県教委の処分理由は学校行事で国歌斉唱時に起立しなかったとしている。
 教師らは「起立の強制は憲法が保障する内心の自由の侵害に当たる」と主張。これに対し、県教委は「起立は職務命令であり、適法」と反論していた。
 判決は「国歌斉唱は国歌に敬意を表する教育目的のため、生徒に範を示すという観点から、起立するように命じたのは合理的」と指摘。また「職務命令に従わないことは、式典の進行が妨げれられ、生徒や式典の参加者に学校教職員への信頼を失わせる行為で、地方公務員法に違反する」とした。【寺岡俊】

2月27日朝刊

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