英検の解答を生徒に示唆 都内の中高校 事前にプリント配布

英検の解答を生徒に示唆 都内の中高校 事前にプリント配布
2009年2月28日17時28分配信 産経新聞

 東京都文京区の私立郁文館中学・高校が会場となった平成14年度までの「実用英語技能検定」(英検)で、同校の英語教諭3人が複数回にわたり、試験問題を事前に開封した上、受験する同校生に解答をほのめかしていたことが28日、分かった。3人の中には当時、英語教諭だった堀切一徳前校長(48)=26日付で辞任=も含まれている。

 堀切前校長は、学校側に「生徒に達成感を得させるためだった」と釈明。英検を運営する日本英語検定協会(新宿区)は「信頼を損ねる行為で残念。週明けにも学校側に事実関係を確認し、会場指定取り消しなど対応を考える」としている。

 同協会によると、英検2〜5級の試験では、10人以上の生徒が受験する学校や塾を試験会場に指定するケースがあり、通常、試験問題は2日前までに送付されるという。

 同校によると、堀切前校長らは、問題を事前に確認した後、解答となる単語や熟語を書かせるプリントを受験する生徒に配り、対策講座の名目で指導をしていた。

 同校を経営する学校法人「郁文館夢学園」の理事長は15年3月以降、居酒屋チェーン「ワタミ」の社長で政府の教育再生会議の委員だった渡辺美樹氏が務めている。

 渡辺氏は「公的な資格検定での不正は、教育の世界ではあってはならないものだ。ただ、15年度以降は同様の不正はない」としている。

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