懲戒処分:困った先生たち 水戸の小学校教諭、道徳授業で「嫌いな」級友聞く /茨城

懲戒処分:困った先生たち 水戸の小学校教諭、道徳授業で「嫌いな」級友聞く /茨城
2009年3月19日13時3分配信 毎日新聞

 ◇問題行動10件
 水戸市立小の6年生担任だった男性教諭(55)が、道徳の授業で、特定の児童の「嫌いな」級友の名前を言わせていたことが分かった。他にも問題行動があったとして、県教委は18日、この教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にすることを決めた。
 県教委によると、男性教諭は1月、道徳の授業中に男子児童4人を立たせたうえで「A(児童の名前)はB(同)を嫌いだろう」などと誘導し、答えを強要した。教諭はこれらの児童から事前に嫌いな児童の名前などを聞き取っていた。教諭は「人を嫌いになった分、嫌われることを伝えたかった」と話しているという。
 教諭は昨年9月にも、給食でおかわりした母子家庭の児童に「朝食を食べてきたのか」と発言したり、ほかにも縄跳びでひもにつかえた男児に「教室に行って逆立ちや正座をしろ」と言うなど計10件の問題行動や体罰があったという。【山内真弓】

3月19日朝刊

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