入札情報を書いた付せんを職場で渡したか 白石市官製談合事件 市の職員と業者の男を起訴〈宮城〉

宮城県白石市発注の公共工事をめぐる官製談合事件で、検察は逮捕された市の職員と業者の男を起訴しました。職員は入札情報が書かれた付せんを、職場で渡していたということです。 官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは、白石市上下水道事業所の工務係長・平間大地被告(36)と、市内の建設会社「草刈工務店」の社長・草刈俊彦被告(64)です。 起訴状などによりますと、平間被告はおととし9月、市が発注した配水施設の防水工事で入札情報を草刈被告に漏らし、不正に工事を落札させ、公正な入札を妨害したとされています。 仙台地検によりますと、平間被告は予定価格と指名業者を付せんに記載し、上下水道事業所で草刈被告に渡していたということです。 この事件をめぐっては、白石市の山田裕一市長が3月10日に開催した再発防止対策検討委員会を今後も継続し、再発防止策をまとめるとしています。

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