客には教諭も…早大キャンパスで覚せい剤売買

客には教諭も…早大キャンパスで覚せい剤売買
2009年06月11日 スポーツニッポン

 警視庁組織犯罪対策5課と鳥取県警は10日までに、覚せい剤取締法違反などの疑いで指定暴力団住吉会系組員辻建治容疑者(44)=東京都新宿区=と配下の密売人ら7人、客17人を逮捕した。同課によると、密売人だった男(45)=麻薬特例法違反罪で実刑判決=は、昨年2月から逮捕される11月まで、人が少ない土曜、日曜の早稲田大キャンパス(東京都新宿区)で客に覚せい剤や大麻の受け渡しをしていた。

 客に学生はいなかったという。早大広報課は「教育研究の場がこうした行為に使われ、遺憾。土日の巡回強化を検討したい」としている。

 辻容疑者の逮捕容疑は昨年5月22日ごろ、岡山県の女性宅に覚せい剤0・9グラムを3万円で配達しようとした疑い。辻容疑者は「話さない」と容疑を否認している。

 同課は、辻容疑者らがインターネットで客を募集し、宅配便など使って埼玉県や岡山県など1都5県で覚せい剤を販売していたとみている。客の中には覚せい剤所持で有罪判決を受けた愛知県一色町の小学校教諭(27)も含まれていた。

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