1月に起きたJR長野駅前の殺傷事件で、これまでの調べに対し雑談以外には黙秘を続けていた矢口雄資(やぐち・ゆうすけ)容疑者が、3月になって「無罪を主張します」と事件について供述したことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。 事件は、1月22日の午後8時過ぎ、JR長野駅前で男女3人が刃物で襲われ、男性1人が死亡、男女2人が重軽傷を負ったものです。 けがをした男女2人に対しての殺人未遂容疑で2月までに2回逮捕された市内の無職・矢口雄資容疑者46歳。 調べに対し、当初は「黙秘します」などと話し、雑談には応じるものの事件については語りませんでした。 ところが、3月8日に殺人の疑いで3度目の逮捕をされた際には・・。 「無罪を主張します」 捜査関係者によりますとこのように話し、容疑を否認するような供述をしたということです。 このあと、事件の詳細について本人の口から語られることはあるのでしょうか。 矢口容疑者に対しては3月21日から7月11日までの日程で、刑事責任を問えるかどうかを判断するための鑑定留置が行われています。