防犯カメラに歩行者のギリギリを暴走する車…0歳児や10歳女児ら7人はねられケガ 74歳女を現行犯逮捕

名古屋市中区栄で4月1日、乗用車が歩道を暴走し、赤ちゃんを含む7人が救急搬送されました。事故直後の様子を捉えたドライブレコーダーには、騒然とする現場の様子が記録されていました。 4月1日午後1時頃、多くの人が行き交う名古屋・栄で、飛び出してきた乗用車が、歩行者のギリギリをすり抜けて歩道を暴走していきます。 乗用車は建物への衝突を避けるようにカーブしますが、別の車のドライブレコーダーの映像では、暴走した車の前で倒れている人や、心配そうに寄り添う人の姿が映っていました。 暴走した乗用車は、歩行者7人を巻き込む事故を起こしていました。 <ドライブレコーダーの声> 救急車電話しとる?救急車! 現場は栄3丁目の人通りが多い場所で、事故を起こした車は前方が大きく大破し、後方は歩道の車止めに乗り上げ、浮いた状態で止まっています。 消防によりますと、0歳の男の赤ちゃんと10歳ぐらいの女の子1人を含む、あわせて7人がはねられて救急搬送されましたが、いずれも意識はあり、命に別条はないということです。 警察などによりますと、車は商業施設「ラシック」の地下駐車場を出た後、ジグザグと暴走しました。 ラシックの向かいの店の従業員: 駐車場から出てきて、ここに当たっているんですよ。直進で来て、ハンドルを切ってここに当たった。ブレーキはしていなかったです。 車は南側の歩道にいた通行人を次々とはね、交差点の車止めにぶつかり、停止したとみられています。 目撃した人A: 小学生と家族の方と、あとは男性の方が首に寝たような状態で。固められたような感じで、担架に乗せられている感じでした。避難して歩道に行ける人は行って、動けない人は車道で横たわっている感じ。 目撃した人B: 歩道の上を乗りあげて、そこで6〜7人の人をはねて、1人は交差点の真ん中まで飛ばされました。運転していたのは女の人で、1人だけで運転していました。 警察は、乗用車を運転していた岐阜県可児市に住む無職の中田明美容疑者(74)を過失運転致傷の現行犯で逮捕し、事故に至った経緯などを詳しく調べています。 (東海テレビ)

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