山口達也さん 今は「止まっている状態」 アルコール依存症を語る

【北海道】アイドルグループ「TOKIO」の元メンバーで、アルコール依存症であることを公表している山口達也さん(53)が5日、札幌市のホールでアルコール依存症について講演した。参加した市民ら約200人を前に、過去を受け入れることの大切さを語り、「自分と未来しか変えられない」などと訴えた。 講演で山口さんは、順調な芸能活動の裏で、仕事量に比例するように飲酒量が増えていった日々を告白。人の目を気にする仕事だったこともあり、家で1人で飲むのが楽だと感じ、夜になると飲酒して記憶をなくし、また朝から元気に働くのがルーチンになっていったと当時の生活を紹介した。ひどい飲み方だったが、仕事も順調で健康にも問題を感じておらず、「お酒をやめる理由がない」と考えていたと振り返った。 転機は芸能界を去った後の2020年。酒気帯び運転でバイク事故を起こし、道交法違反の疑いで現行犯逮捕、略式起訴された。バイクが大好きで「飲酒運転をするやつは許せない」と思っていたが、飲酒による記憶障害の中、大型バイクで30分以上、走行したという。 この事故で、初めて「助けてください」と声をあげたと説明。3カ月入院し、自助グループに入り、アルコール依存症であることを受け入れたという。 自身の依存症について、現状を「止まっている状態」と表現。「アルコール以外で死んだとき、克服したと言えるのかなと思います」と語り、その際に支えてくれた家族や支援者らが「あいつやったな、と思ってくれたらうれしいし、楽しみ」と話した。(後藤泰良)

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