釈放直後に電車に飛び込み死亡 黙秘で約2カ月間の勾留後

2024年末に麻薬取締法違反の容疑で警視庁に逮捕され、25年2月17日に釈放された男性が、翌18日に千葉県内の駅でホームから飛び降りて電車にはねられ死亡していたことが6日、弁護人への取材で分かった。男性は取り調べに対してほぼ黙秘し、約2カ月間勾留。釈放直後に「(刑事から)『いつでも逮捕してやる』と言われた」と支援者らに漏らしていた。 男性は経営者の長谷川継之介さん=当時(29)。東京都渋谷区の店で麻薬成分を含む植物片を販売したとして、24年12月16日に逮捕。その後、同様の容疑などで2回再逮捕され、25年2月に処分保留で釈放された。 だが長谷川さんは翌18日朝、千葉県習志野市のJR津田沼駅で快速電車にはねられ死亡した。 警視庁は取り調べ中に問題発言があったかどうかについて「事実はない」と否定。「真相解明のため、法令に基づき必要な取り調べを行ったが、連日、長時間や深夜に及ぶ取り調べはしていない」と説明した。

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