なぜ1科目に集中?で発覚 東京理科大で問題が学生に流出
2009年9月15日12時14分配信 産経新聞
東京理科大学は15日、先月に行った同大大学院修士課程の一般入試をめぐり、試験問題の作成者がデータ管理を怠ったため一部が受験生に流失していたことが判明し、再試験を実施したと発表した。
同大広報課によると、問題が流出したのは、先月2日に実施した理工学研究科土木工学専攻修士課程の一般入試。受験した43人はいずれも同大生だったが、選択式の専門科目のうち1科目に40人が集中。平均点も高く、不正を疑った同大が調査を行い、発覚した。
試験問題作成を担当した理工学部の教授が、同大の学生も閲覧できる学内の共有パソコンに問題のデータを保存したまま放置。受験者から聞き取りした結果、複数の生徒が閲覧したことが確認されたという。
同大は「再発防止に万全を期するため、管理態勢を見直し、信頼回復に努めてまいります」としている。