府立大のダイオキシン排出:講師を停職6月 府立大が処分 /京都

府立大のダイオキシン排出:講師を停職6月 府立大が処分 /京都
2009年9月18日17時0分配信 毎日新聞

 府立大(左京区)がダイオキシン類を含む実験廃液を公共下水道に排出した問題で、同大学は17日、「研究者として払うべき最大限の注意を怠り、信頼を損なった」として、実験責任者の生命環境科学研究科の40歳代の男性講師を停職6月の懲戒処分にした。竹葉剛学長は訓告、上司の教授2人は文書注意。
 同大学によると、講師は07年4月〜08年12月、キノコによるダイオキシン類の分解能力を調べる実験用にダイオキシン類を合成。その際、廃液は業者が回収する専門容器に入れたが、器具洗浄に使った水を排水口に流していた。下水からは京都市の基準値の約4倍のダイオキシン類が検出された。【広瀬登】

9月18日朝刊

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