【独自】被害男性「大手企業に勤めている人だったから信用していた…」元大手生命保険会社の男(38)700万円詐欺容疑で逮捕 ほかにも5人が被害訴え 被害総額は8000万円超か

3年前、長野市の30代の女性にウソの投資話を持ちかけ、現金700万円をだまし取った疑いで、8日、都内に住む38歳の男が逮捕されました。テレビ信州の独自取材では、少なくとも5人が同様の詐欺被害を訴えており、その総額は8000万円以上に上っています。 長野駅近くのアパートから出てくる1人の男。そのまま高級外車の方へ…。去年5月、テレビ信州のカメラは、周りを気にするような男の姿を捉えていました。 詐欺の疑いで8日逮捕された、東京都港区南青山に住む、自称・自営業、小林貴則容疑者38歳です。 「いま小林容疑者が出てきました。フードを被っていて表情を伺うことはできません」 9日、長野地方検察庁に身柄を送られた小林容疑者。3年前の8月、長野市の30代の女性にウソの投資話を持ちかけ、現金700万円をだまし取った疑いが持たれています。 小林容疑者は当時、大手生命保険会社の長野支社に勤めていて、女性は、その顧客でした。 警察によりますと、小林容疑者は、「金をだまし取った」ことは認めていますが、一部、容疑を否認しているということです。 小林容疑者から投資話を持ち掛けられ、3100万円を振り込んだと訴える男性が、テレビ信州の取材に応じました。 「知らない会社じゃないというか大手企業というかある程度そのブランドというか名前が知れてるところに勤めている方でしたので、そういった意味でも逃げないというか、所在がはっきりしているというか。まあ信用してた一つの要素ではあるのは確かですね」 これまでの取材では、今回、逮捕された容疑とは別に、2019年2月からおととし6月にかけて少なくとも5人が総額およそ8200万円の被害を訴えています。警察は、被害者の数や被害額が多く全容解明には時間を要するとみています。

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