「万博のタイミングで来日決めた」 拳銃密輸疑い、米国人男性を逮捕

関西国際空港に拳銃1丁を密輸したとして、大阪府警は10日、米国籍のオカムラ・アレクサンダー・ケイ容疑者(35)を銃刀法違反の疑いで逮捕したと発表した。容疑者は拳銃の他に数十発の実弾とみられるものと、ナイフのような刃物1本も所持していた。 府警によると、容疑を認めたうえで、「万博が開催されるタイミングで日本に行くことを決めた」と供述しており、動機や来日の目的を調べている。 逮捕容疑は4月8日に米国から拳銃1丁を密輸したとしている。 府警捜査4課によると、容疑者は米国内の空港から関空に到着。機内に持ち込んでいたかばんを大阪税関職員が調べたところ、拳銃などが発見された。通報を受けた府警が9日未明に緊急逮捕した。刃物はかばんに入っていたスニーカーの中に隠されていたという。 容疑者が米国を出国時に機内への危険物の持ち込みを防ぐ保安検査をすり抜けたとみられ、府警は経緯を捜査している。 大阪・関西万博は13日に大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で開幕する。前日には開会式も予定されている。【川地隆史】

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