70代女性からキャッシュカード7枚だまし取り計約350万円を引き出したか “受け子”兼“出し子”の27歳男を逮捕 警察は認否明らかにせず

2024年8月、警察官を装い宮城県村田町に住む高齢の女性からキャッシュカードをだまし取って現金およそ350万円を引き出したとして、名古屋市の会社員の男が10日、逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、名古屋市昭和区に住む27歳の会社員の男です。 警察によりますと、男は2024年8月23日、宮城県村田町に住む70代の女性からキャッシュカード7枚を盗んだうえ、その日のうちにカードを使って女性の口座から合わせておよそ350万円を引き出し盗んだ疑いが持たれています。 事件当日、女性の自宅の固定電話に警察官になりすました人物から「あなたのキャッシュカードが不正に使われた」「保護申請のために口座凍結をする必要があるので私服警察官を向かわせる」などとうその電話がありました。 その後、今回逮捕された男が警察官を装って女性の自宅を訪れ、女性に対し「新しいキャッシュカードができるまで今持っているカードを封印して必要がある」などと説明。女性が7枚のカードを渡すと「封をするのに印鑑が必要」と言って取りに行かせ、その間に別の封筒とすり替えてカードを盗んだとみられています。 男は、その日のうちに村田町や大河原町の4つの金融機関のATMで女性の7つの口座から金を引き出したということです。 女性が警察署に問い合わせたことで事件が発覚しました。 察は、特殊詐欺グループによる犯行とみて捜査を進めており、今回逮捕された男は金品を受け取る“受け子”かつ金を引き出す“出し子”の役割を担っていたとみられています。 警察は、捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていませんが、組織的な犯行とみて全容解明を急いでいます。

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