救急搬送した女性の携帯番号を不正入手した28歳消防士を減給、窃盗容疑で逮捕の24歳消防士は懲戒免職 福山地区消防組合と福山市が5人懲戒処分

広島県福山地区消防組合と福山市は28日、北消防署の男性消防士(28)を個人情報の目的外収集で減給10分の1(6カ月)とするなど、計5人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。 消防組合関係は4人。消防士は昨年8月、自身が救急搬送した10代女性の携帯電話番号を搬送記録から不正に入手。約1カ月間、食事に誘う内容などのメッセージを送った。女性の家族から消防署に苦情電話があり発覚。同組合によると消防士が女性に慰謝料を支払い、示談したという。 2月に窃盗容疑で逮捕された元南消防署の男性消防士(24)は懲戒免職。他に、部下に対するパワハラと、警察沙汰になった飲酒トラブルの虚偽報告で同署の男性職員2人をそれぞれ減給とした。同組合消防局の片岡伸夫総務部長は「不祥事の多発は組織として危機的状況。信頼回復に努める」と話した。 市は体調不調を理由に欠勤した後、必要な診断書の提出を怠った環境部の男性職員(55)を減給10分の1(3カ月)とした。

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