児童への体罰で男性教諭処分 大阪府教委

児童への体罰で男性教諭処分 大阪府教委
2009年11月20日22時45分配信 産経新聞

 大阪府教委は20日、児童を床に投げつけて前歯を折るなどの体罰を繰り返したとして、枚方市の市立小学校の男性教諭(24)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職したが、保護者は枚方署に被害届を提出しているという。

 府教委によると、教諭は10月21日、5年生の男児(11)が学校近くのアパート塀を壊したため一緒に謝罪に行こうとした際、男児が嫌がったことに激高。両腕を持ち上げて体をタイル張りの床に投げつけた上、腰を蹴るなどし、前歯2本を折るけがをさせた。

 また9月にも、同じ男児が授業中に教室から出歩くことに腹を立て、手首をビニールひもで机にくくりつけたり、教諭自身がひもを持つなどして男児の行動を制限した。

 教諭はほかにも児童5人の顔をたたくなどの体罰を繰り返しており、「注意しても通じないときどうしていいかわからず感情的になってしまった」と話しているという。

 府教委はまた、こうした体罰を把握しながら市教委への報告などを怠ったとして、校長(59)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

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