<強制わいせつ>元小学教諭に実刑 横浜地裁判決

<強制わいせつ>元小学教諭に実刑 横浜地裁判決
2009年11月27日12時28分配信 毎日新聞

 男子中学生を脅してわいせつな行為をし、その様子を撮影したとして、強制わいせつや児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)罪などに問われた横浜市都筑区川和町、元市立小学校教諭、数野昭生被告(27)に対し、横浜地裁は27日、懲役2年6月(求刑・懲役5年)を言い渡した。

 五島真希裁判官は「教師の立場を利用した、執拗(しつよう)で陰湿、悪質な犯行」と指摘した。

 判決によると、数野被告は小学校教諭だった08年6月、女子中学生を名乗って、知り合いの同区に住む当時市立中3年生の男子生徒(15)にメールして裸の画像を送らせ「ばらまいてやる」と脅迫。生徒が自分に相談するよう仕向け、生徒の家でのわいせつ行為をデジタルカメラで撮影するなどした。【高橋直純】

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男子中学生の裸の画像を送信させたなどとして罪に問われた元小学校教諭に有罪判決/横浜地裁
2009年11月27日20時0分配信 カナロコ

 かつての教え子などの男子中学生の裸の画像を携帯電話のメールで送信させたなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反や強制わいせつ罪などに問われた横浜市都筑区川和町、元市立小学校教諭数野昭生被告(27)の判決公判が27日、横浜地裁であり、五島真希裁判官は懲役2年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。

 五島裁判官は「性欲を満たすだけの自己中心的な犯行」と述べた上で、「児童を保護し育成する立場の教師が起こした犯罪が、社会に与えた影響は大きい」などと厳しく指摘した。

 判決言い渡し後、五島裁判官は「教師を一生懸命務めていたと聞いていたが、今回の事件で全部水の泡になる」などと説諭した。

 判決などによると、数野被告は昨年6月、女子中学生になりすまして中学2年の男子生徒(13)に裸の画像を要求して送らせたほか、別の男子生徒(14)にわいせつな行為をするなどした。

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