県教委の教員採用汚職:採用取り消し訴訟 データ提出命令を−−教諭側 /大分

県教委の教員採用汚職:採用取り消し訴訟 データ提出命令を−−教諭側 /大分
2010年3月2日15時47分配信 毎日新聞

 県教員採用試験で不正合格者として採用取り消し処分となった中学校臨時講師の男性(32)が県に処分の取り消しを求めている訴訟の弁論が1日、大分地裁(一志泰滋裁判長)であった。原告側はこの日までに、点数の改ざんに使われたパソコンのデータなどについて、提出命令を県教委に対し出すよう、地裁に申し立てた。
 また、原告側はこれまで、教諭も受験した08年度の採用試験の一部で、職員が点数を換算する際に、受験番号順の表で1行ずれて点数が入力されていたことを指摘。この作業ミスにより、定数を越えて合格した人物の採用を取り消さず、教諭の採用は取り消したことについて「平等原則違反だ」と主張した。
 これに対し、県教委は、「原告には不正な操作による加点がなされているが、(取り消さなかった教諭は)不正はなかった」とその違いを説明した。

3月2日朝刊

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