元コーチ、二審も懲役7年 フィギュア教え子に乱暴
2010/07/05 17:01 【共同通信】
フィギュアスケートのクラブの教え子だった女子中学生に乱暴したとして、強姦致傷罪に問われた元コーチ酒井康資被告(58)の控訴審判決で、名古屋高裁(下山保男裁判長)は5日、懲役7年とした一審の名古屋地裁判決を支持、被告の控訴を棄却した。
酒井被告は「合意した上でのことで、脅迫して乱暴した事実はない」と無罪を主張したが、下山裁判長は「被害者の少女の証言は信用できる」と退けた。
判決によると、酒井被告は2008年4月11日午前、名古屋市瑞穂区の自宅に泊まっていた13歳の教え子に「このこと(乱暴)を言ったらスケートをできなくさせるぞ」などと脅迫して乱暴しようとし、約1週間のけがを負わせた。