教職員不祥事:「主幹教諭」を増員へ 再発防止へ教員指導−−県教育長会見 /岩手
2010年7月30日11時42分配信 毎日新聞
法貴敬県教育長は29日、公立学校教職員の相次ぐ不祥事について、再発防止策として、教員指導などを行う「主幹教諭」を今後増員する考えを、会見で明らかにした。
主幹教諭は、一般教諭より授業時間が少なく、生徒・教員指導のほか外部対応など校長や副校長を補佐して学校運営を行う。県内では09年度に3人(小学1人、中学2人)、10年度に21人(小学12人、中学9人)を学校規模に応じて1校に1人ずつ配置している。高校は副校長が複数いるため配置していない。県教委は来年度、今年度の倍となる約40人の配置を検討している。
同日まで今年度、懲戒処分を受けた教員は、高校6人▽小学2人▽中学、事務各1人−−で前年同期比2人増の計10人。このほか男性教諭2人が逮捕されたが処分はまだ決まっていない。法貴教育長は「反社会的行為で県民の信頼を失い、非常に痛惜の念に堪えない。改めておわび申し上げる」と陳謝した。【狩野智彦】
7月30日朝刊