青公大・公金不正流用:8951万円の支払い、元課長に命じる−−地裁 /青森

青公大・公金不正流用:8951万円の支払い、元課長に命じる−−地裁 /青森
毎日新聞 2011年4月16日(土)11時53分配信

 青森公立大の公金流用事件で、青森市が同大の田辺直元総務課長(53)を相手取り、9224万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、青森地裁であった。貝原信之裁判長は青森市側の主張を全面的に認め、8951万円の支払いを命じた。
 判決によると、田辺元課長は経理担当だった93〜03年度、教員の出張旅費を不当に流用したり違法な予算執行を行って1億864万円を流用した。市側には回収分などを除いた金額を請求する理由があると判断し、棄却を求めた元課長側の主張を退けた。
 この問題は04年に発覚。田辺元課長は詐欺罪に問われ、青森地裁で懲役3年6月の判決が確定した。【高橋真志】

4月16日朝刊

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