芦屋大、入試説明会後に高校教員ら飲食接待
読売新聞 2011年5月22日(日)10時13分配信
芦屋大学(兵庫県芦屋市)が今月19日に神戸市内で開いた「入試説明会」の終了後、兵庫県内の公立高校の教員らが、大学側から飲食の接待を受けていたことがわかった。
県教委は、利害関係者との不適切な行為を禁じた内規に違反する恐れがあるとして調査する。
同大学によると、説明会は市内のホテルで開催。県内の公私立高校約60校の進路指導担当教員ら約90人に対し、入試制度や教育方針を説明した。
その後、公立高校教員数人を含む40〜50人が宴会場に移動して「情報交換会」を行った。料理やビール、日本酒が振る舞われ、飲食費は1人当たり約5000円だったが、参加者からは徴収しなかったという。
県教委は、公立高校に対し、職務上関連のある業者と接触する際は「県民から批判や誤解を受けるような行為は厳に慎む」よう通知しており、小南克己・教職員課長は「公務で出席した教員が、酒食の接待を受けるのは不適切」としている。
芦屋大入学事務室は「先生方と親交を深め、情報交換を行うため、常識の範囲で行った」と話している。