酒気帯び教諭、懲戒免職 体罰の中学教諭らも処分 群馬
産経新聞 2011年5月24日(火)7時56分配信
県教育委員会は23日、酒気帯び運転で物損事故を起こしたとして、高崎市立里見小学校の奥野章彦教諭(30)を懲戒免職処分にした。さらに、部活動で生徒を殴ったとして、東毛地域の町立中学校の男性教諭(39)を戒告処分に、中毛地域の県立高校の男性教諭(42)を停職3月の懲戒処分にした。
県教委によると、奥野教諭は4月28日、小学校のPTA歓送迎会と2次会に出席し、ビールをコップで10杯と酎ハイ2杯を飲んだ後に車を運転して帰宅。安中市内の路上で対向車と衝突する事故を起こした。
奥野教諭は、同席した校長らから帰宅方法を尋ねられた際、「代行(タクシー)で帰る」と説明していた。県教委に対し、奥野教諭は「(代行で帰ることへの)気が回らないほど酔っぱらっていた」と話しているという。
また、町立中学校の男性教諭は4月29日、サッカー部の活動中に、2年生の男子部員の顔を平手で約10回たたき、けがを負わせた。
また、県立高校の男性教諭は平成21年6月と今年3月21日、水球部の男子部員2人に暴行し鼓膜を破るけがを負わせたほか、ほかの男子部員6人にも同様に暴行した。
男性教諭は18年2月にも、同様の暴行で県教委から減給1月の処分を受けていた。県教委に対し、男性教諭は「生徒に気合を入れるためだった。勝ちにこだわる余り、やりすぎた」と話しているという。