同居の教諭起訴/要介護の母死なせる
2011年07月01日 朝日新聞
病気で介護が必要な母親を放置して死亡させたとされる事件で、松江地検は30日、同居していた松江市上東川津町、県立養護学校教諭の福間堤二容疑者(45)を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。
起訴状などによると、福間容疑者は昨年7月26日ごろ、介護が嫌になったなどとして、自宅1階のエアコンがない和室に母親(当時82)を放置。十分な水分を与えず、衰弱していたのに医師の診察を受けさせなかったことなどで熱中症で死亡させたとされる。母親は目や耳が不自由でほぼ寝たきりの状態だったという。
裁判員裁判の対象事件の起訴は県内6例目。保護責任者遺棄致死罪の審理は初めて。(岡田慶子)