処分の教職員113人、過去にも体罰…読売調査
読売新聞 2013年2月8日(金)6時56分配信
全国の公立学校で2008年度以降、今年1月末までに体罰を理由に処分を受けた教職員のうち、少なくとも113人が、過去にも体罰で処分を受けていたことが読売新聞の調査でわかった。
中には、この約5年間で3度にわたり繰り返し処分を受けた教員もいた。大阪市立桜宮(さくらのみや)高校でもバスケットボール部やバレー部の顧問が体罰を繰り返していたことが明らかになっており、再発防止のあり方が問われそうだ。
読売新聞が都道府県と政令市の教育委員会に取材したところ、08年度以降に体罰を理由に処分を受けた教職員は延べ1854人に上り、非公表とした一部の教委を除いても約6%の113人が以前も体罰で処分を受けた経験があった。懲戒処分を受けた654人に限れば、過去に体罰での処分歴のある教職員は66人と1割を超えた。