体罰:男子児童の首締める 勘違い、教諭謝罪−−香美の小学校 /兵庫

体罰:男子児童の首締める 勘違い、教諭謝罪−−香美の小学校 /兵庫
毎日新聞 2011年7月21日 地方版

 香美町の町立小学校で、50代の男性教諭が6年生の男子児童の首を絞める体罰をしていたことが20日、町教委などへの取材で明らかになった。男性教諭は、男児が女性教諭をセクハラ的な言動でからかったと勘違いしていた。しかし、学校の調査で、男児がセクハラ的な発言をした事実はなかった。校長や男性教諭は体罰を認めて保護者に謝罪した。町教育委員会は「厳しく指導したい」としている。【皆木成実】

 町教委や学校によると、男性教諭は7月1日午前中の休憩時間、更衣室の中から、廊下にいた男児5人の話し声を聞いていた。その際、男性教諭は男児たちがセクハラ的な言動で女性教諭をからかっていると勘違いした。男性教諭は更衣室から出て、5人の男児に注意した。男児たちがセクハラ的な言動を認めなかったため腹を立て、このうち1人の男児の首を片手でつかんだ。男児の首には爪の跡が残った。

 男児が保健室に行き、別の教諭が首の爪跡を見つけ、けがをしたことが発覚した。学校側はその日夜に教頭と男性教諭が、男児宅を訪れて保護者に謝罪。その後、女性教諭に話を聞き、男性教諭の勘違いだったことがわかった。

 全児童の保護者を対象にした緊急保護者会を17日に開き、校長と男性教諭が体罰を認めて謝罪した。首を絞められた男児は学校に行くのを怖がるようになり、数日休んだり、早退したりするなどショックを受けているという。

 男児の父親は「学校は子どもが安心して学校に通えるように対処してほしい」と求めている。香美町の森脇俊晴教育長は「からかっていないと言う子どもの話を信用せず、いきなり体罰をしたことは大変な問題だ」と話している。

〔但馬版〕

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする