個人情報:生徒170人の成績メモリーを紛失 府教委、教諭を処分 /京都
毎日新聞 2011年8月26日(金)15時7分配信
府教委は25日、生徒約170人分の成績などが保存されたUSBメモリーを紛失、拾得者から返却された北部地域の男性高校教諭(56)を戒告とするなど、2人を懲戒処分したと発表した。
府教委によると教諭は8月3日、自宅で作業をするため、校内規定に反して校外へ持ち出したUSBメモリーを帰宅途中に紛失。8日に「ドラッグストアの駐車場に落ちていたので拾った」と匿名の手紙付きで学校に郵送されたという。
府教委によると、ネットなどへの情報流出は確認されていない。同校では24日に生徒や保護者に謝罪した。
もう1人は他人の自転車を勝手に持ち出した教育庁の男性指導主事(47)で、25日付で停職1カ月の懲戒処分。5日午前1時ごろ、酒を飲んで帰宅途中に、亀岡市のJR亀岡駅近くのアパート前に止まっていた鍵のかかっていない他人の自転車を持ち出し、押して歩いているところを警官に職務質問され、亀岡署で事情聴取を受けたという。【野宮珠里】
8月26日朝刊