控訴審は被告名秘匿せず 教え子わいせつ事件
2011.12.9 13:04 産経新聞
教え子にみだらな行為をしたとして児童福祉法違反の罪に問われ、1審佐賀地裁で懲役6年の判決を受けた佐賀県立高校教諭の男(57)の控訴審初公判が9日、福岡高裁(陶山博生裁判長)であった。1審では男の名前や住所、学校名など被害者特定につながる事項の大半が秘匿されたが、福岡高裁は男の名前、住所を秘匿事項から外した。福岡高裁は理由を明らかにしていない。
検察側が、被害者となった教え子の女子生徒2人の保護のため、刑事訴訟法に基づき、被害者に結び付く情報を公判で秘匿するよう申し立てていた。
弁護側は改めて無罪を主張。検察側は控訴棄却を求め、結審した。判決は来年2月29日の予定。
1審判決によると、男は部活動で指導していた当時18歳未満の教え子2人に校内でみだらな行為をした。
証人尋問で、女性は部活の顧問である被告に「自分を信じているなら何をされてもいいだろう」などと迫られ、わいせつ行為や性行為をされたと証言。「嫌がると、先生に練習を見てもらえずチームに迷惑がかかると思った」などとして、拒絶や抵抗ができない状態だったと述べた。