教諭5人指導不適切…熊本県教委「意見聞かない」「放任」
2012年2月1日 読売新聞
教員の指導力不足を判定する県教委の審議会が31日、県庁であり、小中高校の教諭5人について「指導が不適切」と答申した。
県教委は県立教育センターなどで行う研修を受けさせる必要性の有無を検討し、3月上旬に正式決定する。
審議会は医師や学校長ら7人で構成。毎年度、県内の市町村教委などから「指導力不足」として申請があった教員について対応を審議している。
今回の5人は、30〜50歳代の小学校教諭2人、中学校教諭2人、高校教諭1人。「教師主導型の画一的な指導を行い、児童生徒の意見や相談を聞こうとしない」「児童生徒の授業中の私語や居眠りを注意せず、厳しい指導ができず放任してしまう」などの実態があったという。
また、前年度の研修受講者5人(小学校教諭2人、中学校教諭2人、高校教諭1人)についても今後の扱いを審議した。うち3人は改善したと判断。2人には支援体制や「本人自己研さん」を強く要望するという条件を付け、いずれも職場復帰が可能と答申した。
県教委は2003年度から、指導力不足と判断した教員を同センターなどに派遣し、1年間にわたる研修を行っている。10年度までに51人が受講し、これまで46人が学校に復帰した。残る5人は依願退職したり、休職したりしている。