阪大元教授を書類送検 不正経理で詐欺容疑 大阪府警
産経新聞 2011年10月18日(火)15時16分配信
大阪大大学院医学系研究科の森本兼曩(かねひさ)元教授(65)による研究費の不正経理問題で、大阪府警は18日、詐欺容疑で、森本元教授を書類送検した。森本元教授は約4200万円を不正に使い、うち約450万円が私的流用だったとされるが、すでに全額を返還している。
捜査関係者によると、森本元教授は平成20、21両年、イタリアなどへの海外出張に同行した家族の旅費計約45万円を、自分の旅費と偽って阪大からだまし取った疑いが持たれている。府警によると、容疑を認めているという。
阪大の調査によると、森本元教授は16〜22年、本人や部下のカラ出張▽架空の伝票による物品購入▽不適切なタクシー使用−などで研究費を不正に使用。研究室は森本元教授の意向に異を唱えることができない雰囲気で、不正経理はすべて森本元教授の指示で行われていたとされる。
関係者によると、森本元教授はこのほか、部下の研究員らに給与の一部をキックバックさせたり、架空の伝票で請求した経費を業者の口座にプールしたりするなど、日常的に不正行為を繰り返していたという。