柔道事故防止策確立を 被害者の会、文科省に要望書

柔道事故防止策確立を 被害者の会、文科省に要望書
京都新聞 2012年2月7日(火)22時49分配信

 中学での武道必修化が4月に迫るのを前に、は7日、文部科学省を訪れ、事故防止策の確立などを求める要望書を提出した。滋賀県愛荘町の秦荘中で2009年に柔道部の練習で亡くなった=の遺族らが、十分な安全対策がない学校現場に子どもを委ねる危険性を訴えた。
 要望書によると、10年度までの28年間に114人の中高生が学校での柔道事故で死亡しているとし▽国民が納得できる安全確保の仕組みの提示▽中立的な第三者事故調査委員会設置の義務付け−の2点を提言。また、医学的知識や経験のある指導者確保など十分な安全対策が整わない場合は、必修化延期の検討も口答で求めたという。
 文科省は、3日の有識者会議で柔道を指導する教諭向けに「初心者に大外刈りをかけない」などの安全指針をまとめた。
 小林会長と要望書を届けた村川君のおじの村川義弘副会長=東京都八王子市=は「必修化まで時間がなく、場当たり的対策になっている。柔道事故の本質は安全配慮意識の乏しい環境で子どもたちが指導を受けていることだ」と訴えた。

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