小学教諭の強制わいせつ:新潟の被告、起訴内容を否認−−初公判 /群馬
毎日新聞 2012年2月11日 地方版
草津町の温泉旅館脱衣場で昨年8月、小1女児(当時7歳)が身につけていた下着に触ったなどとして強制わいせつ罪に問われた新潟県新発田市小川、同市立米倉小教諭、花野正剛被告(51)の初公判が10日、前橋地裁(高山光明裁判長)であり、花野被告は「女児の腕にとまっていた虻(あぶ)を手で払っただけだ」と述べ、起訴内容を否認した。
起訴状などによると、花野被告は昨年8月10日午後9時25分ごろ、男湯の脱衣場で、父親より先に浴場から出てきた女児の下着を引き下げたなどとしている。検察側は冒頭陳述で、花野被告が「ゴミついてるよ」などと言って女児に近づき、わいせつな行為をしたと主張した。
一方、弁護側は「虻がとまっていた女児の腕を軽くたたいただけであり、親切心からの行為が誤解された。証拠は女児の証言だけであり、見込み捜査による誤起訴だ」と無罪を主張した。【鳥井真平】