教員不祥事:県教委が分析 「わいせつなど」35.8% 着任後1〜2年が45.8% /静岡

教員不祥事:県教委が分析 「わいせつなど」35.8% 着任後1〜2年が45.8% /静岡
毎日新聞 2012年3月8日(木)11時0分配信

 は7日、昨年相次いだ教員不祥事を受け、過去10年間の不祥事処分者計133人を対象にした分析結果を公表した。不祥事の内容では「わいせつ行為など」が最多の35・8%を占めた。年代別では40代が35・8%と多く、1年のうち6月に顕著に発生する傾向がみられた。県教委は来年度から、6月を不祥事根絶推進月間とするなど対策を強化する。【仲田力行】
 不祥事を起こした教員を在籍年数別でみると、「1年」が27・5%ともっとも多く、2番目に多かった2年を加えると着任後1〜2年が45・8%に達した。また、不祥事が発生したのは6月が約18%と最も多く、次に多いのが7月と9月の約12%だった。
 不祥事の原因については、人格の未熟さや性癖、恋愛感情を抱かれていると勘違いするなどの「内的要因」と、人間関係の希薄さや生徒への優位性などの「外的要因」が複雑に絡み合って起きると指摘。わいせつ行為については、メール交換などの予兆があり、発覚しなかった段階を経て、わいせつ行為などの大胆な行動に発展する一定の傾向があることもわかった。教育総務課は「初期段階のシグナルを把握し、深刻なステージに進まない段階で対処する」としている。
 県教委は根絶に向け、毎月研修を実施したり、人事評価のための面談の際、これまでなかったカウンセリングを取り入れるなど、取り組みの年間スケジュールを策定し来年度から実施する。同課は「専門家の意見を聞いても不祥事根絶に特効薬はないのが実情だ。不祥事を起こさない組織風土を作るために、取り組みを継続していく」と話した。

3月8日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする