高校入試:野木二中の2生徒、願書忘れ受験できず 教諭ら提出日勘違い /栃木

高校入試:野木二中の2生徒、願書忘れ受験できず 教諭ら提出日勘違い /栃木
毎日新聞 2012年3月17日(土)11時49分配信

 野木町の町立野木第二中学校(矢口稔校長)で、担当教諭らが茨城県立高校の一般入試を受ける予定だった男女2生徒の願書を出し忘れ、受験できなくなっていたことが16日、分かった。県立高校は2人とも第1志望だった。担当者12人全員が提出日を勘違いしていたという。女子生徒は県内の私立高への進学を決めたが、男子生徒は同じ高校の2次試験を受けるため勉強を続けている。
 同校によると、2人は県立高校の推薦入試を受験したが不合格となり、同じ高校の一般入試を志望。推薦入試の不合格者については2月21、22日が出願日だったが、中学校側は一般入試受験者の調査表提出日の24日に願書を提出したため受理されず、受験できなかったという。
 願書提出の手続きは、校長や教頭、3年の担任、各学年の主任教諭ら12人で進路指導委員会を開催。入試の事務手続きの資料を読み、提出日を確認するなどしているが、全員が提出の日程を勘違いしていたという。橋本美智明教頭は「取り返しのつかない失敗をしてしまい弁解の余地はない。二度とこういうミスを繰り返さないよう努めたい」と話した。【中村藍】

3月17日朝刊

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