中1の柔道部員死亡 滋賀県警、校長らを書類送検方針
産経新聞 2012年3月22日(木)0時59分配信
滋賀県愛荘町の町立秦荘(はたしょう)中学校で平成21年、柔道部の練習中、同校1年の部員、村川康嗣君=当時(12)=が部の顧問だった男性講師に技をかけられ意識不明となりその後死亡した事件で、県警東近江署は今週中にも、傷害致死の疑いで元講師を、業務上過失致死の疑いで同中学校の校長を書類送検する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材でわかった。
遺族が22年に傷害致死罪で元講師を、業務上過失致死罪で校長をそれぞれ刑事告訴していた。
村川君は21年7月、柔道部の練習中に部の顧問だった当時の男性講師に技をかけられ意識不明になり、約1カ月後の8月、病院で亡くなった。遺族は刑事告訴に続き昨年3月、村川君が死亡したのは元講師が安全配慮義務を怠ったのが原因などとして、元講師と町に約7600万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こしている。