<修学旅行汚職>前中学校長、起訴内容一部否認 大阪地裁
毎日新聞 2012年4月23日(月)19時51分配信
で、収賄罪に問われた同市立誠風中の前校長、相生年繁被告(61)と、贈賄罪に問われた元南海国際旅行社員、道本拓也被告(51)の初公判が23日、大阪地裁(島田一裁判官)であった。道本被告は起訴内容を認めたが、相生被告は起訴内容の一部について否認した。
起訴状などによると相生被告は10年、修学旅行の業者に道本被告の勤務先を選んだ見返りに、約510万円の私的なハワイ旅行の航空券を道本被告に約200万円で手配させ、約310万円を値引きさせたとされる。
相生被告は「格安なのでわいろが含まれていると分かっていたが(差額が)いくらかは分からなかった」と述べた。検察側は冒頭陳述で「相生被告がハワイ旅行の手配を道本被告に依頼した際、航空券の値段をインターネットで検索するなどして、支払額との差額を認識していた」と指摘した。【渋江千春】