お嬢さま学校 東京女学館 4年制大学の存廃で大揺れ
日刊ゲンダイ2012年5月1日掲載 2012年05月04日10時00分
都内屈指のお嬢さま学校に異変だ。夏目雅子も通った東京女学館が、2002年に短大から改組した4年制大学(東京・町田)の存廃をめぐり、大揺れになっている。思うように学生が集まらず、単体での累積赤字が膨らみ、文科省に来春の募集停止を報告。これに教職員が猛反発しているのだ。
「先月24日、理事長でもある福原学長が、文科省に募集停止を届けたのです。ところが、翌25日まで教職員には知らされなかった。もちろん、教授会でも審議されていません。今の1年生が卒業する16年3月で閉校し、三十数人の教職員も解雇される。そんな重大な決定を福原学長と事務局長、学長補佐ら数人で下していたのです」(関係者)
大学が募集をやめる際、文科相への届け出が必要だ。書類には、教授会が決議した日時も記載しなければならない。が、学長は文科省に「後日報告する」と提出。教職員には、その翌日に「ここで意見を聞き、その結果を書いて出す」と話していたという。
「文科省にも教職員にもウソをついたわけです。教職員の中には、この4月にほかの大学から転職してきた人や、併設する小中高(東京・渋谷)から異動してきた人もいる。彼らも4年後に職を失うのです。その責任をどう感じているのか。大学側は割増退職金を支払ったり、学校法人全体で継続雇用する人数や条件を明示したりするとしていますが、理事長たちは辞めません。教職員説明会でも辞職を否定しました。確かに大学は赤字ですが、原因は初年度納付金の高さにある。130万円ぐらいが相場なのに、女学館大は179万円とずば抜けています。問題は以前から指摘されていたのに、理事長たちは見直しを怠った。それなのに居座り続けるのだからデタラメです」(前出の関係者)
在校生や保護者への説明会は、1日開かれる。こちらも大荒れ必至だ。